【6月6日号】

おはようございます。『文化学院を愛する会』です。 
メール・ファックスをいただいた皆様に、会の活動報告やイベント告知などを『 まろにえニュース』として
随時配信していきます。


■大変ご無沙汰してしまいました。
 先日フジテレビの番組で、文化学院卒業生の米米CLUB、石井竜也さんの特集番組が放映されました。
 紹介の中で、文化学院に入学というところで、石井さんに扮する俳優さんが保存されたアーチの前に立つ場面が
 映し出されました。
 もしここが保存されていなかったら、この映像はなかったと思うととてもうれしく思いました。
 文化学院の校舎は多くの番組や撮影に使用されてきましたが、今後もこんな場面に出会えることができると思います。
 もしどこかで、見つけたら是非ご一報下さい。


■大変遅くなりましたが、建築ジャーナル4月号にアーチ保存の記事が載りました。
 PDFで添付いたします。携帯の方は、近々掲載しますので、HPでご確認下さい。


※まろにえニュースのバックナンバーはホームページでお確かめ下さい。
今後、配信の停止・変更等は、お手数ですが返信にてお知らせください。
『文化学院を愛する会』 まろにえニュース配信部   bunkagakuinlove@mbr.nifty.com
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【11月26日号】

おはようございます。『文化学院を愛する会』です。 
メール・ファックスをいただいた皆様に、会の活動報告やイベント告知などを『 まろにえニュース』として
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■6月のニュースから大変ご無沙汰してしまいました。
 今日は下記の3項目についてお知らせ致します。
 1が長くなりますが2,3も大切なお知らせですので、最後まで全体に目を通して下さいますよう、お願い致します。

[目次]
1.坂倉竹之介氏の文章ご紹介
2.3月の全体会のご報告
3.同窓会復活へ向けての「再会の集い」ご紹介 。



■ニュースが遅れておりましたが、この間、建築の専門誌「新建築」9月号に文化学院の新校舎と保存された旧校舎が
 坂倉建築研究所の作品として、発表されました。
 もう店頭では購入出来ませんが、そこに掲載されました建築家坂倉竹之介氏の一文に、校舎建て替え発表から
 一部保存に至るまでの経緯と、現在の設計者の心境が簡潔に表現されています。
 これは、保存を願った私達の気持ちでもありましたので、長くなりますが、ご本人と新建築社の許可を得て、
 転載させて頂きます。


 「文化学院の理念・空間の継承」
  坂倉竹之助

  −旧校舎と西村伊作−
   文化学院は、1921年、西村伊作が与謝野鉄幹・与謝野晶子・石井柏亭らと新しい教育のあり方を語り合い、
   国の学校令によらない自由で楽しい学校として創立された。
   学院では、型にはまった知識を教えることなく、人間ひとりひとりが生まれ持った個性をはぐくみ、
   教育を芸術として、美しく平和な世界を次世代に伝えることが願いであった。
   建築家でもあった西村伊作が設計した旧校舎は、夏蔦のからまる洋風建築で、神田駿河台マロニエ通りの顔として
   長い間親しまれてきた。
   奥行きの深いアーチをくぐると校舎に囲まれた中庭があり、小さいながらも学院創立の精神を感じさせる空間と
   なっていた。
   校舎は学校の文化、伝統、校風をあらわす重要な空間であるが、その蔦の絡まるアーチをくぐるときに感じる
   心の安らぎは今までどれだけ多くの人びとの心を癒してきたことだろう。
   この建物が醸し出す独特の居心地のよい雰囲気は、創立者西村伊作の想いと人となりを如実に物語っていた。

  −保存再生の経緯−
   1937年に竣工した校舎もいよいよ老朽化が進み耐震性にも疑問が生じたため、2005年秋、急遽対策が検討された。
   安全上の問題を最重要課題としてさまざまな角度から慎重に議論されたが、旧建物を保存して使用するには
   経済的な負担があまりにも大きく、不本意ながら全面建替えとの結論に達した。
   しかしながら、その後の卒業生を中心とした保存を求める声は千代田区をも動かし、学院との再三にわたる
   話し合いの結果、アーチ部分を残すことで結論を見たのは新館の工事がほぼ完成した2007年の暮れであった。
   建物の保存あるいは再生に関して唯一の問題はその費用といっても過言ではない 。
   土地の問題、機能面、耐震改修費、維持費・・・、どれを取ってもすべてにお金がかかる問題である。
   今回は学院の多大なご理解と費用負担のお陰で実現することができたが、今後の保存問題においても、
   事業者側の精神的な応援かつ金銭的な支援が成否の鍵となるのは明白である。
   保存された旧アーチ部分と新校舎の新たなアーチとの重なり、その間に設けた小さな中庭との外部階段、
   紆余曲折した結果であったが当時の雰囲気を伝える小さな演出となっただろうか。
   完成時に心配顔で訪れた卒業生たちからも、年老いた先生方からも出た最初の言葉、
   「あら、昔のまんまねえ〜、素敵!」
   学院側も、保存を望んだ多くの方々も、そして私たちも、この一言を聞くために頑張ってきたことが実感できて、
   本当に幸せな瞬間であった。



■文化学院を愛する会では、2008年3月1日に全体会議を開催し、今後、会をどの様に継続させるのか、
 それとも解散を考えるべきかの話し合いを行いました。
 そこで決まった会の方針は、
 
 ◇文化学院を愛する会は今後も継続する。その理由は、
  1.現在保存されたアーチ部分は法的にはモニュメントとして、扱われているため、2階の部屋は建物としての利用が
    できない状態です。千代田区としては、今後景観法を使って建物として許可を出せるようにするためにはしばらく
    時間がかかります。当会は、その手続きが終わるまでは会を存続させ、区への働きかけを行って行きます。
  2.現在事情があって、文化学院同窓会は休止状態です。当会の賛同者は同窓生だけでなく、文化学院やその校舎に
    関心を寄せて下さる方々で構成されていますが、当会の同窓生や、関係者に働きかけ、同窓会復活のための
    手助けをしたい。
 以上の理由でアーチが建物として認可されるまでは、「文化学院を愛する会」は存続させることに意見がまとまりました。


■その後、同窓会を復活させたいという声が徐々に高まり、有志の方々により「文化学院同窓会」の復活に向け、
  2008年12月14日「再会の集い」の開催が決まり 、愛する会の事務局も全体会での皆様の付託をふまえ、
  愛する会以外の同窓生と協力して、ご案内を出しています。
 もしこのニュースをご覧になった方で、まだ通知の届いていない文化学院関係者がいらっしゃいましたら、
  是非ご連絡ください。



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【12月04日号】

こんにちは。『文化学院を愛する会』です。 
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■アーチにランプが付きました。
 旧校舎ではアーチの上に付いていたランプが、保存修復されたアーチには付いていませんでした。
 それは、電気の配線が露出配管されていて、きれいにつけることができないので、少し考え中だったようです。
 先日戸田校長先生にお会いした時、「ないと寂しいですね。」とお話ししましたら、 戸田校長も同じように
 感じていらっしゃいました。
 それで、電気は付かないのですが、ランプだけでもつけて下さることになりました。
 すぐに実行して下さったことも嬉しくて、なんだか、ほっとしました。
 お天気が悪かったので、少しぼけてしまいましたが、ご覧下さい。
 携帯の方は、近いうちに更新しますので、ホームページでご覧下さい。
  2008年12月2日撮影




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